きみは、森の中を歩いたことがあるかい?
木もれ陽を見上げながら、
清々しい大気を胸いっぱいに深呼吸したら、
きっとこの星に生まれたことを感謝したくなるね。
でも・・・
いま、人間の心が病んでいる。
いじめ、争い、すさんだ心・・・
人間が地球を苦しめている。
ダイオキシン、ゴミの山、自然破壊・・・
そうして森がだんだん消えてゆく。
なぜ、こんなことになったのだろう。
科学は、人間を幸せにするはずだったのに。
望みは、全部かなえられるはずだったのに。
たぶん知識だけではだめなんだね。
どんなに物があふれてもむなしいね。
海のように深い心になりたいね。
だから、
知識から知恵へ。
ゆたかな森を、心を、とりもどすために。